2023.07.05.

体験入学

第3回
体験入学レポート

第3回目の体験入学は、今にも雨が降り出しそうな、あいにくの空模様になりそうでしたが、ギリギリ持ちこたえてくれました。
人の心はお天気に左右されやすいということを、前回のブログで書きました。それは事実でしょう。
でも自然界で雨は「恵の雨」といわれることもあるように、必要なものでもあるわけです。
世の中にはその状況が気分的には快いと感じなくても、大局的にみると必要なこともあるわけですし、こんな言葉もあります。
「虹を見たかったら、雨もがまんしなくちゃね」

でも、どんな天気でも必ず晴れさせることができる天気があります、それが「心の空模様」
雨の日でも心の空模様は快晴でいきましょう!

 

調理高等科

続々と集う参加者の中学生の皆さんは、二階で受付を終えた後、調理科の皆さんだけコックコートに着替えてもらいます。
過去にも参加してくれたリピーターの参加者の皆さんの保護者の方は、コックコートの凛々しい姿を見ています。

でも、今回初めて参加の新規の皆さんの保護者の方々は、コックコート姿を見るのが今日が初めて。その目はキラキラ輝いていました^ ^
私たちにとっては見慣れた光景でも、微笑ましくなっちゃいます。

 

もう覚えていただけたでしょうか。「野田横アベンジャーズ」
そうです、参加してくれた中学生の皆さんの調理のお助けマン&ウーマンにして、それはそれは優しい、そして頼りになるお兄さんとお姉さんたちです。

今年の三月まで、一年前まで、今日参加してくれている中学生の皆さんと同じだった彼ら、彼女らが、今は着慣れた感じのコックコートに身を包み、皆さんをフォローする立場にあります。

なんか嬉しいですね!数か月や一年で、調理でしっかり人様をフォローすることができる、支えることができる。その成長が眩しいです。

 

調理科の今回のメニューは「レアチーズケーキ」
自宅で料理のお手伝いや、自分で料理をするときも切る、煮る、焼くで包丁やガスコンロを使ったことはあっても、チーズケーキを作った経験は多くないんじゃないでしょうか、ましてやレアチーズケーキとなるとなおさらです。

そんなことも少なからず影響しているのでしょう、いつも以上に真剣に見つめる参加者の中学生の皆さんの表情が印象的でした。
また、参加者の後ろで立ちながらみていた野田横アベンジャーズの在校生が、レシピに書き込みをする姿がいつもよりも多く感じました。

参加者の中学生の皆さんに最高のフォローをしたい!という思いがペンを走らせているのでしょう。相手を思う気持ちはとても大事です。その心意気、いつまでも大切にしてくださいね♪

 

このレアチーズケーキ、正式名称はノンベイクドチーズケーキの肝はやはりクリーム作り。
体力と根気が試されます。

女子とのペアの中学生の男子諸君!ここが見せ場ですよ!体力の続く限り一人で頑張ってください、ハイ。

 

さて始まりました、レアチーズケーキ作り。クッキーを砕いて、ゼラチンとバターを湯煎して。慣れない作業でも、わからないことは「野田横アベンジャーズ」の優しく頼もしい在校生に即質問!

きっちり明快に優しく答えてくれますよ ^ ^

 

レモンの皮をグレーターで細かくして、絞り器でレモンを絞って。。。
そして根気の生クリームとの格闘の開始です。ホイッパーを使って空気を入れるようにかき混ぜます。

中には妙に手慣れた参加者もいて、横で見ていたお母さんに尋ねてみて納得!自宅でもよくケーキを作ってるようなのです ^ ^
将来はパティシエ志望かな?その手慣れた感じに明るく楽しく調理に臨む姿勢なら、夢必ずかなうでしょう。応援してまーす ^ ^

 

砕いたクッキーを敷き詰めた器の上に、体力と根気の結晶、チーズクリームを流し込みます。

それを冷蔵庫で冷やすこと約10分。後は仕上げで、ラズベリー、ブルーベリー、マスカット、ミントを美味しそうにデコレートして、レアチーズケーキの完成でーす!!

 

さすがにレアチーズケーキだけで、伸び盛りの中学生の皆さんの食欲を満たすことは無理無理 >_< ということでベーコンポテトドックもご用意しました。

どうぞ召し上がれ!
ドックがお腹に収まった後は、待望のデザート、自作手作りの美味しいレアチーズケーキです。
ゆっくり味わって食べてくださいね!

 

情報メディア高等科

前回と同様に学校説明の前に校長からの挨拶がありました。学園の沿革から現状まで事細かに熱弁を振るう姿に、少しでも多く野田横の良さを知っていただきたいという思いが伝わったように感じられました。

その後、日々神奈川県内の中学校を訪問して野田横を紹介している広報担当者から、入試制度の説明を、野田横の入り口を入ってすぐの定位置で、生徒も含め野田横に出入りする人たちとの応対をしながら、事務処理をする事務担当者から学費についての説明がありました。

この流れは調理科と一緒です。

 

今回のメニューはeスポーツ。やるのはロケットリーグです。
バギーで行うサッカーですから、ルール自体が複雑なわけではありません。ただ、そのバギーを意のままに操れるようにするための、マウス&キーボードの使い方が鍵になります。

 

eスポーツといっても保護者の方の中には、正直ただゲームをしてるだけにしか見えないと思う方もいらっしゃると思います。
ですから、調理科の調理の様子を保護者の皆さんに見学していただくのと同じように、情報科でも様子を見ていただいています。その際、キーボードの使い方、マウスの動かし方に意味は分からなくても驚かれた保護者もいたのではないでしょうか。

 

スケートボードの世界選手権で日本の中学生が驚くべき結果を残しましたし、東京オリンピックでもそうでしたね。
でも彼女、彼らの親にとってスケートボードは多分単なる「遊びの道具」ではなかったのではないでしょうか。よもやそれで表彰される、世界から称賛されるなどということは想像もつかなかったと思います。

eスポーツもそれと同じようなものだと思います。
しかし日本以外では、着実に確実にeスポーツのプレーヤーが数を増やしています。
車はガソリンで動くものという長い間の常識が、過去のものになりつつある今、一足先にeスポーツに対する認識を変えることで、時代の半歩先を行くことができるかもしれません。

 

今日の成果は過去の努力の結果

レアチーズケーキは美味しくできましたか?見た感じ、どれもこれもおいしそうでしたよ♪
ロケットリーグでは何得点上げましたか?みんな上手なゲーム運びでしたよ。
さて、美味しいケーキも、楽しかったゲームも、思えばそれはケーキが出来上がるまでの時間も含めて、ゲームが終了する時間までも含めて、今までの努力の結果といえます。

真剣に師範のデモンストレーションに向き合った努力、野田横アベンジャーズのフォローについてきた努力、先生のアドバイスに従った努力は「今日の努力」
それ以前に、自宅や学校で調理にかかわる時間を持った「過去の努力」の上に、「今日の努力」が重なって、美味しいケーキになったのです。
同じことは情報メディア科のロケットリーグでもいえるでしょう。

「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」といった人がいます。
その人の名は稲森和夫さん。
稲盛さんは京セラの創業者であり、KDDIを立ち上げた人であり、赤字経営にあえいでいたJALを再生させた稀有な経営者でした。
その希代の経営者の言葉は、その体験からくるもので、まさに真理といえるでしょう。

嬉しいことじゃないですか、未来は生い立ちでも学歴でもなく、自分自身の「努力」その一点で決まるのですから。

進んで努力しましょう!自分自身の未来のために。